見出し(地方別)リスト
北海道
地域別リスト

十勝の田園風景「美蔓パノラマパーク」
道入りのほとんどはフェリーで苫小牧だったので、道東へ行く場合、日高国道(国道237号)と樹海ロード(国道274号)で日高山脈を越えた後、国道38号ではなく道道735号(現在の国道274号)を走ることが多かったです。その道道の途中にあった駐車スペースが「美蔓パノラマパーク」。ここでよく休憩しました。

十勝平野を一望「扇ヶ原展望台」
1984年10月5日、西ヌプカウシヌプリと東ヌプカウシヌプリの南山麓に広がる「扇ヶ原」に通された鹿追糠平線を走る。標高を上げても視界は両脇の木々に邪魔され、眺めが良い場所は扇ヶ原展望台くらい。それは川と火山によって作られた扇状地の扇の要に近いところにあって、十勝平野や日高山脈を一望する絶景となるかは天気次第。
![東雲湖は周囲約800[m]の小さな湖、別名「東小沼」。雲はあるが青空が見える。青色の湖面の一部が茶色に見えるのは、湖内に植物が生えているから。対岸はクマザサの丘で草原のように見える。木々の葉は茶色になるか落ちている。緑の木はマツだろう。](/img/tpa/lake-shinonome__autumn--768w.jpg)
北海道三大秘湖「東雲湖」
1984年10月5日、然別湖湖畔の道を歩いて東雲湖に行きました。途中で然別湖を走る観光遊覧船が見えましたが、船着き場に降りた人はいなかったようで東雲湖を独り占め。後になって船着き場は撤去され、東雲湖へのアプローチは徒歩か、カヌーなどの人力の船+徒歩の二択。秘湖に相応しい「東小沼」でした。
![東雲湖は周囲約800[m]の小さな湖、別名「東小沼」。空一面の雲が太陽光を遮っているせいか、湖面は青く見えず、周囲の広葉樹、針葉樹、クマザサなどはくすんだ緑色。その色が湖面に反射している。](/img/tpa/lake-shinonome-again__summer--768w.jpg)
「東雲湖」へ3年後の夏再び
1987年8月11日早朝、2回目の東雲湖へ。1984年10月時の革ツナギにバイク用ブーツという重装備から一転し、ジーンズにTシャツとジャケット、足元は運動靴というツーリング中とは思えない普段着だったため、所要時間は往復約2時間。今回も誰にも会うこと無く、東雲湖を独り占め。ガレ場でシマリスと遊んできました。

鹿追町と士幌町の間の「直線道路」
国道274号の鹿追町と士幌町の間の「直線道路」を初めて走ったのは、1984年10月のツーリングで、北海道道35号の時代。この道と足寄国道、阿寒横断道路を使って弟子屈町に行きました。その後も、沿道に美蔓パノラマパークがある道道735号と道道35号が接続して国道274号に昇格した区間は、日勝峠越え道東ルートとしてよく利用したものです。

「双岳台」から見た雄阿寒岳
1984年10月5日、この日は然別湖近くの駒止湖あたりで一瞬雪が降ってきたほどの寒さで、東雲湖トレッキングを終えて、昼過ぎの最初に見つけた電話ボックスから摩周湖近くの Y.H. に予約を入れました。日が傾くと急に冷えてくるためで、オンネトーや阿寒湖にも寄らないで約3時間走ったのでした。

霧は無いが寒かった「摩周湖」
1984年10月5日、午前中に然別湖畔から歩いて東雲湖へ行ったのですが、いつ雪が降って来てもおかしくないくらいの寒さ。夕方前にはそこまで走れそうな摩周湖近くのユースホステルに予約を入れ、観光地には目もくれず弟子屈町まで一気走り。暗くなるまでの時間を使って、摩周湖を見に行ったのでした。

北海道三大秘湖「オンネトー」
北海道三大秘湖は、支笏湖の近くのオコタンペ湖、然別湖の近くの東雲湖、そして阿寒湖の近くにあって「観光バスで乗り付けるからな(やれやれ)」みたいに揶揄されていたオンネトー。初めて訪れた1984年10月、阿寒富士と雌阿寒岳の山頂付近は雪を冠り、その麓の湖周辺は紅葉し、誰もいないオンネトーは正に秘湖だった。
![摩周湖面より約230[m]高い裏摩周展望台(標高580[m])から南西方向を望む。紅葉した木々の間にカムイシュ島、その右側に湖面から高さ約350[m]の圧倒的なカルデラ壁。トドマツの左側、カムイヌプリが木々に隠れて見えている。](/img/tpa/ura-mashu-observatory__lake-view--768w.jpg)
静かな「裏摩周展望台」
摩周湖の第1、第3展望台からの眺めを「表摩周」と言うならば、その反対側からの「裏摩周」を眺めることができるのが裏摩周展望台。アクセスが良いとは言えない別ルートを使ってわざわざ訪れる人も少なく、観光地ではない摩周湖がありました。唯一湖岸の波打ち際に下りることができる場所として、80年代のガイドブックに載っていました。
![空を覆った雲から太陽の光が透けている。標高269[m]の開陽台の南方向、根釧台地を見る。雲と台地の境界は一直線だが、見る人の脳によっては「地球が丸く見える」と認識するかもしれない。](/img/tpa/kaiyodai__konsen-plateau--768w.jpg)
地球が丸く見える「開陽台」
摩周湖ユースホステルを拠点にして近場を巡ること3日目。開陽台に向かったものの、当時使っていた地図では詳細な場所がわからず、碁盤目状の道をあちこちぐるぐる探し回った記憶があります。観光地化されていない高台に夏、ライダーが大挙押し寄せる「聖地」だったとは……

釧路湿原の展望台「岩保木山」
「釧路湿原の展望台として有名」とガイドブックに載っていた岩保木山。確かに眺めは素晴らしかったのですが、観光客が訪れるには不便な所で、いくら探しても「展望台」が無い!国立公園になってからもそれは変わらず、細岡の「湿原大観望」とは対照的です。

富良野麓郷「メルヘンの木」
『北の国から』を初めて観たのは、放送が終わって20年以上経った2005年頃です。東京側ではなく麓郷が地元のような目線で見れたので、「メルヘンの木」がチラッと映っただけでも何か嬉しく感じたものでした。観てから訪れたのではなく、訪れてから観たからなのでしょうね。

富良野八幡丘「赤い屋根の家」
1984年10月、偶々目にすることとなった富良野八幡丘の「赤い屋根の家」。当時は納屋のような建物でした。波状丘陵地形の牧草地の中にあって撮影映えする景色だったのに、麓郷を一躍有名観光地にした『北の国から』に映ることはありませんでした。

富良野八幡丘「春よ来いの木」
現在は無くなってしまった八幡丘の「赤い屋根の家」から道道253号を富良野市方向へ1[km]ほど走って左側、牧草地の中に立っている1本の木に気付くと思います。最近では「春よ来いの木」とか「八幡丘ツリー」などと呼ばれるも、元々は「無名の木」。この木が見てきた移り変わりに思いを巡らします。