富良野八幡丘の「赤い屋根の家」は無くなっていた

はじめに
「赤い屋根の家」がある場所は、道道253号が全線舗装路になったことで富良野市街から近くなりましたが、ダートの急坂を麓郷経由で迂回するとなると時間的に遠くて、麓郷周辺を見てからその先の八幡丘へ足を伸ばすようなディープな観光客は少なかったかもしれないですね。

道道253号線を八幡丘会館から850[m]ほど麓郷方面へ行き左側。三好牧場の「赤い屋根の家」は、1989年頃、赤い屋根の「黄色」の家でした。「にこにこぷん」のじゃじゃまるたちが暮らす「にこぷんハウス」ですね。それ以前の、1984年10月9日に撮影(フィルム+固定焦点コンパクトカメラ)した納屋のような建物は、何に使われていたのだろうか。

富良野八幡丘の納屋のような建物と2本の木 - 1984年

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Google マップのストリートビュー(2014年7月)からは、ビニールハウスが邪魔をして赤い屋根しか見えないので、自動車やバイクで走りながら見つけることは難しいですね。

Google マップ内の「三好牧場の赤い屋根の家」の写真を見ると、2016年9月撮影のものが最新です。他の地図サービスの航空写真からは家や木は見当たらないので、「赤い屋根の家」はもう無いのでしょう。2006年頃には2本の木のうち1本が枯れており、2009年には1本になっていたようです。

1989年頃の赤い屋根の「黄色」の家は、NHKテレビ『おかあさんといっしょ』で人気の「にこにこぷん」のじゃじゃまるたちが暮らす「にこぷんハウス」。富良野八幡丘(のびのび村という設定)で行われた初めてのオール野外ロケの映像は、YouTube などで見ることができます。

2年後の1986年7月、ラベンダーの時期に再度この場所を訪れています。納屋のような建物の外観に変わりはなく、使うことがなくなったと思われるトラクターなどが置いてありました。富良野市街から昔の道道253号ダートの急坂を登り切った先、八幡丘に入って牧草地の真ん中にこのような風景を目にしたら、止まって写真を撮ってしまいますね。

富良野八幡丘の牧草地と農業機械 - 1986年

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この写真を撮った時は、富良野市街から布部経由で麓郷に行き、道道253号線を八幡丘からダートの急坂を下っていきました。前回(1984年)来た時のようにリスクを避けて引き返すところでしたが、眼下に富良野の街が見えているし、オンロード用バイクで慎重に走りました。

『北の国から』探訪マップには載っていませんが、連続ドラマのオープニングで流れる大滝秀治さんと竹下景子さんのクレジットタイトル背景がこの場所のような気がします。この辺の道道253号線を「北の国から」ロードと言うようで、この道のあらゆる所で撮影が行われたらしいです。

黒板五郎の家などが点在する麓郷地区が観光スポットになったのは、「麓郷の森」がオープンした1984年以降だと思います。1984年10月、八幡丘に行く前に「麓郷の森」にある「三番目の家」の前で写真を撮ったりしましたが、偶々です。麓郷に行った目的は「メルヘンの木」だったのです。

当時『北の国から』を観たことも聞いたこともなかった訳で、八幡丘に行ったのも特に理由は無く、『北の国から』に思い入れがある人でなければ行くこともない気がします。「春よ来いの木」は、『北の国から』のオープニングにも出ていました。もちろん当時は無名の木でしたが。

牧草地の真ん中にあった「赤い屋根の家」。古びた納屋のような外観の「家」だった1984年、道道253号から「家」まで道が伸びていたかのような、かつて道だった畦道のような跡があったことを思い出しました。

地理院地図では昔の「空中写真」を見ることができます。1963年7月11日撮影の「単写真(整理番号MHO633X)」には牧草地の真ん中を通る道が写っていて、「赤い屋根の家」がある場所には複数の建物を確認できます。周りには開墾されていない林が多く残っていました。

納屋のように見えた建物は、そこで生きてきた人々の「家」だったのですね。

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